| 歯周病
歯周病について
歯周病は歯槽膿漏とも言われます。これは「歯槽(歯ぐき)から膿が漏れる」といった症状を表したもので正式な病名は辺縁性歯周炎といいます。
歯周病は歯周組織(歯、歯肉と歯根膜、歯槽骨)が侵される病です。歯周病になると歯がぐらつき、歯ぐきから膿が出てきます。そしてぐらついた歯が抜け落ちてしまうという恐ろしい病気です。また、1本にとどまらず口の中全体に広がっていきます。

歯肉(歯ぐき)と歯の間にはポケットという、健康なら1mmくらいのすき間があります。歯みがきを怠ってしまうとこのポケットに歯垢がたまります。たまった歯垢が歯石をつくり、歯の根の方向へすき間を押し広げていきます。これを積み重ねることで歯肉が炎症を起こします。
これが歯周病の第一歩です。歯ぐきは赤く腫れ、リンゴをかじったときなどに歯ぐきから出血が見られるようになります。この状態を放置しておくと症状はますます悪化してしまいます。
この様に歯周病は主に歯の生え際と、歯と歯の間のブラッシングがきちんと出来ていないのが原因となります。

PMTCについて
専門家による歯面清掃のことをPMTCといいます。特殊な器械等を使って、通常のブラッシングではとれない歯に付いた汚れや歯石などを取り、ブラッシング指導をします。
◆歯みがきをしてもらった後、プラーク染め出し液を使ってプラークの染め出しを行います。この後にみがき残しがある箇所のブラッシング指導を行いながらきれいにプラークを除去します。
◆特殊な器械を使って、歯の表面や歯と歯の間、歯の生え際を清掃します。
◆歯の生え際や、ポケット内に付着した歯石を取ります(スケーリング)。
器械での清掃は痛みもなく、歯に付いた汚れも驚くほどきれいにとれます。
また、PMTC後は歯垢もつきにくくなります。ご希望の方は、
スタッフまでお気軽にお声を掛けて下さい。

シーラントについて
奥歯の噛む面には溝があり、むし歯が出来やすいところです。ここにシールをしてむし歯を予防する方法があります。これがシーラントです。シーラントは歯を削ることがないので痛みはありません。
ただし、このシールが剥がれることもありますので、定期的に検診をする必要があります。
シーラントを行ったからといって、必ずしもむし歯が出来なくなるというものではありません。また、これらの処置は初期のむし歯の治療法としても行います。

歯周病の自己チェックについて 歯ぐきの状態で症状がわかります。
■中度の歯周病
・歯をみがくときやリンゴをかじると血が出る。
・朝起きたとき、口が粘ったり、妙な味がする。
■重度の歯周病
・歯ぐきがはれてブヨブヨになる。
・歯ぐきを指で押すと血ウミがでる。
・歯がうき、硬いものがかめない。
・歯ぐきからウミが流れ出る。
・まわりから口臭がひどいといわれる。
お早めに歯科医にご相談ください。
歯周病の進行
歯肉(歯ぐき)が赤く腫れ上がり、歯を磨いたりリンゴなどをかじったりすると出血します。
ポケット(歯肉と歯の間のすき間)が深くなり、そこから出血したり膿が出たりして口臭を感じる場合があります。

ポケットでの炎症が慢性化し、歯根膜、歯槽骨が先端部より溶けてきます。

このころは口臭もあり歯が浮いた感じがします。強くかむと痛みを伴い、歯がぐらついてきます。

歯根を支えている歯槽骨がほとんど溶けてしまいます。歯根が露出し、歯のぐらつきがひどくなりますので硬いものは食べられなくなります。

歯周病治療について 歯周病の治療方法
@歯ぐきが赤く腫れ上がる、歯石がたまり出血する等の症状の場合。
歯ぐきをきれいにし(歯石などを取る)、正しいブラッシングをすることで腫れ、出血を止めることができます。
Aポケットの炎症が慢性化し膿が出る、歯が浮いた感じがして強く噛むと痛みを伴う、歯がぐらつく等の症状の場合。
歯を一時的に固定し、歯石を取り除きます。慢性から急性に転化した場合は化学療法も併用します。
歯肉の腫れ始めは患部が固いので切開はせず、ぶよぶよと軟らかくなってから切開すると排膿されて楽になります。悪くなった歯肉を切り取ってしまうこともあります。ただし、炎症がおさまっても、このころは歯を支えている歯槽骨が溶けだしていますので、ぐらつきが残ってしまうことがあります。そのような場合は、最終的な支えで歯を固定します。
B歯根が露出している、歯のぐらつきがひどく硬いものが食べられない等の症状の場合。
このような症状でも歯を抜かずに治す方法が考え出されていますが、将来のことを考えると、無理に歯を残すことが必ずしも最善の治療とは限りません。よく歯科医に御相談下さい。
歯周病治療後の注意 ■正しい歯みがきをしましょう。
歯みがきをすることによって、食べ物の残りカスを取りのぞくだけではなく、歯ぐきをマッサージすることにより、細菌に対する抵抗力も増強されます。
■歯ブラシ以外の歯みがき道具も使いましょう。
デンタルフロス、歯間ブラシ、糸楊子といった道具があります。これらは歯ブラシでは届かない歯と歯の間を掃除するものです。
■日常生活を見直してみましょう。
タバコをたくさん吸う人は減らす努力をしましょう。タバコに含まれるニコチンやタールは細菌に対する抵抗力を弱めてしまいます。またストレスや、成人病等も歯の病気を引き起こす原因になります。
歯周病は初期のうちであれば簡単に緩快します。しかし、なかなかわかりにくいものですから、定期検診を受けて早期発見、早期治療に努めましょう。
歯周病手術後の注意 ◆本日は手術をしたところにふれないで下さい。また、気にして舌などで必要以上にふれない様に気をつけて下さい。
◆たべものを食べる際、刺激のあるもの(特に酸味のあるもの)は避けて下さい。
◆次回のお約束の時間には必ずご来院ください。抜糸および術後の経過をチェックいたします。
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