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No.1602 「むし歯の治療」

  • 院長コラム

むし歯の治療は大きく分けて「詰める」、「神経を取る」、「かぶせる」があります。
小さなむし歯などで、歯の一部分がなくなったときに元の形に戻す「詰める」治療を、歯冠修復と言います。これはなくなってしまった部分や細菌に感染してしまった部分を機械的に取り除いて、できた穴に金属や樹脂を詰めて元の形に修繕することです。そのほかにも、歯の中心にある歯髄(一般に神経と呼ばれる歯の中組織)を守る薬を塗り経過を診て、問題がなければ詰めることも多々あります。
前歯など見かけが優先する場合は、歯の色とよく似た樹脂が使われます。奥歯の噛む面など大きな力がかかるところには、金属を用いることが多いようです。
金属にもいろいろな種類がありますが、金合金のほうが適合性が良いとされています。ただし、健康保険の適応外ですので、治すときに尋ねてみてください。
痛くて我慢できないような大きなむし歯は、歯の中の歯髄に炎症があるので、「神経を取る」治療(歯の中の歯髄を取り除いて痛みを取り除く)が必要になります。
また、むし歯が進行し症状がないまま歯の歯髄が死んで腐敗していることもあります。
そのようなときには、根幹治療と言われる根っこの治療をします。結果的に歯を中から養っていた歯髄がなくなるので、歯は枯れ木のようになり、時間がたてばもろくなって割れやすくなります。
そこで一般的には、歯の全体を金属でかぶせる治療が主体になります(全部被覆冠)。現行の保険制度では、奥歯には銀色の金属冠ですが、前歯(上下の切歯・犬歯)は歯の色をした冠を入れることができます。
健康保険の適応外ですが、奥歯でも白い歯や金冠でかぶせることはできます。長所・短所や費用などは症例ごとに異なりますので、かかりつけの先生と相談して決めてください。
新しいむし歯がよくできる、同じ歯の治療が何度も必要になるのはむし歯の再発です。治療後は、むしはになった原因を確実に取り除くために就寝前の歯磨き、規則正しい生活、メンタルストレスの排除に努めましょう。

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