VOL.41「噛むことの大切さ」|武蔵関駅で歯医者をお探しなら、痛みを和らげる治療を目指す石井歯科医院へ。

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院長コラム

VOL.41「噛むことの大切さ」

子供の頃、食事の際に親から「口に食べ物を入れたら30回噛みなさい」といわれたことはありませんか?
 
 私たちはとくに意識することなく毎日歯で食べ物を噛んでいます。噛むことはもちろん食べ物を細かく砕くための行為ですが、単にそれにとどまらず、噛むこと自体が体の健康に、豊かな食文化のために役立っているのです。

■認知症にならないためによく噛む
 
 物を食べる際によく噛むことは、食べ物を味わうためにも、胃から腸にかけて消化器系の負担を少なくするためにも大切なことです。日常生活においては噛むことになれてしまい、噛むことはあたり前のことと誰もが思っています。しかし何かの理由で歯がなくなりますと、噛めなくなり、その結果、食べ物はおいしくなくなり、胃腸への負担も大きくなってきます。また血液の循環も悪くなり、脳の動きが鈍くなります。
 
 例としてよくあげられるのに認知症に罹っている人をみますと、女性より男性に多く、特徴として「総入れ歯」『無趣味」な人が約半数あったというデータがあります。これは男性は女性と比較して社交性が乏しいためで、特に定年退職などで会社を辞めると近所との付き合いがなくなり孤独になることが多いとする考えもあります。さらに「総入れ歯」が物を噛むためによく機能してくれませんと食べ物を十分に咀嚼することができません。そのため血液循環がわるくなり脳への刺激が働かなくなります。また栄養も十分に摂れないため活力がつかず、精神的にも無気力になりがちです。
また、社会性と関連しますが、興味がないとなにもすることが無く、日中テレビなどを受動的にみていることになります。すると頭を動かせないので、足腰が萎えてきます。
 
■プロポーションのために噛む
 
 グルメなアメリカの時計屋さんのフレッチャーさんは、大変太っていた人ですが、毎日よく噛んで食べることにより、体重が減少し体調が大変よくなったということです。現在痩せるためにエステやフィットネスクラブに通うことが盛んに行われていますが、わざわざ痩身法などをやらなくても十分に時間をかけて噛むことにより、ダイエットもできることになります。日本も世界の中で豊な国といわれる現在、早食いも芸の内などといわずに、ゆっくりよく噛んで食生活を楽しみたいものです。

■噛んで食文化を享受する

 このように物をよく噛まないということは、単に食べ物の味がわからない、おいしく食べられないというだけでなく、全身的にさまざまな病気の誘因となります。
逆にいえば歯があってよく噛めるということは、健康で文化的な生活が送れるということにもなるでしょう。
 プロ野球・相撲・プロレスなどの選手が、瞬間的に力を出すために歯を食いしばった時の力は最大90キログラムであるといわれています。しかしこれは上顎と下顎の歯があってのことで、歯がない場合は半分以下の咬合力に低下してしまいます。
 これらの高齢化社会に向けて単に生きているのではなく食文化を享受しQuality of lifeを楽しむには、よく噛んで食べ物をおいしく食べることが大切です。

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