Vol.9 「再石灰化を促進するリカルデント」|武蔵関駅で歯医者をお探しなら、痛みを和らげる治療を目指す石井歯科医院へ。

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院長コラム

Vol.9 「再石灰化を促進するリカルデント」

「リカルデント」(CPP-ACP)は「乳製品を多く取る人たちに虫歯が少ない」ことに着目したメルボルン大学のエリック・レイノルズ教授が、15年に及ぶ研究の末に開発された新成分です。

CPP-ACPを構成するCPPは、牛乳を分解して得られる天然由来の成分です。
ACPは、人が利用できる性状をもったリン酸カルシウムです。

この豊富なミネラル(カルシウム/リン)が、CPPの働きによって歯に取りこまれやすい状態で保たれます。
リカルデントは、さまざまな試験によってむし歯を抑制-再石灰化することが確認されて、現在はガムとして商品化されています。

世界数カ国の1人平均の年間砂糖消費量と、虫歯の数を比較してみると、かならずしも相関関係は認められません。
キシリトールやリカルデントには、むし歯を抑制したり再石灰化を促進したりする効果があると思います。

しかし、過剰な期待と食べすぎは禁物です。
特に低年齢者が常時使うことは、甘いものを好む体質につながっていきますので、注意が必要です。
小さな子供にとって、おやつは栄養上の重要な補助食です。
糖分の量や質にこだわるよりも、だらだら食べて、糖分を口の中に停滞させる習慣をあらためてください。
ペットボトルを片手に、スナック菓子をいつも持ち歩く子どもに、虫歯が多く目立ちます。
おやつの時間をしっかり決めて食べましょう。
また、甘いものを食べたあとは、リンゴのような繊維性の食べ物を食べて、歯についた糖分を取り去るのも有効な方法とされています。

カルシウムやリンといったミネラルは、通常、唾液中にも存在し、歯が酸によって溶けだしてしまうのを抑制したり、溶けかけた歯へミネラルを取りこんだりしています。
CPP-ACC配合のM1ペーストとだ液に含まれるミネラルの量を比較したものでは、CPP-ACPがだ液に比べてはるかに豊富なミネラルを含んでいることがわかります。
虫歯菌に感染したラットの歯に、各種濃度のリカルデント溶液と500ppmフッ素溶液との組み合わせをつくり、虫歯の抑制効果を検討した結果、1%のリカルデント溶液では55%の抑制効果が認められました。
一方で、リカルデント単体で使うよりも、フッ素も併用したほうがより高い効果が期待できることもわかりました。

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